こどもたちが社会で活躍する20年後 、30年後の世の中を想像されたことがありま すか?アジアやアフリカの新興国の経済発展はめざましく、世界における日本の存在感は薄れつつあります。日本企業の海外展開も進み、人財採用を国内だけでなくグローバルに考える企業も増える一方です。こうしたグローバル化の波が、お子様が社会に出るときにさらに加速して押 し寄せていることは確実です。そのような社会で活躍できる人財に必要 な能力とは何でしょうか? 自分の意見を相手に伝えるためのコミュニケーション能力、外国人とのビジネス において物怖じしない交渉力、多様な文化を受け入れる幅広い視野 ……など、数え上げればキリがありませんが、すべてのベースとなるのは世界共 通語と言われる英語を話せることです。「英語が話せて当たり前」という時代がすぐそこまで迫ってきているのです! 私たちはそのような社会で活躍できる人材を育てることを目標に本講座を設定いたしました。
2020年度に大学入試は大きく変わります。特に英語にお いては「4技能のコミュニケーション能力が適切に評価される」入試に変わり始めます。現在の高校1年生から中学1年生はリーディング(長文)とリスニングの2技能の新テスト(大学入学共通テスト)を受験します。配点 は2技能が50%ずつになる予定とされています。さらに、これに「民間4技能試験(英検など)を全体の2割以上の配点」とする加点方式をとる国立大学や私大があります。さら に現在の小学6年生からはこの新テストが廃止になり、すべてが民間試験( 英検CBTなど)になる予定です。
このように大学入試の劇的な変化が日本の英語教育を大きく変えつつあります。 英語は楽器やスポーツと同じ実技科目です。ピアノを弾くためには楽譜を読める必要 がありますが、楽譜の読み方ばかりを延々と学んでいても、決してピアノが弾けるよ うにはなりません。楽譜の読み方を覚えながらピアノを弾く。つまりインプットとアウトプットをくり返しながら、少しずつ上達していきます。英語も全く同じで、使わないと、使えるようにならないのです |